DBRECOVER for Oracle ソフトウェアユーザーマニュアル0.5

目次

  1. はじめに
  2. システム要件
  3. インストール手順
  4. 基本的な使用方法
  5. 高度な復旧操作
  6. トラブルシューティング

1. はじめに

DBRECOVER for Oracleは、破損したOracleデータベースからデータを復旧するための専門ツールです。バックアップがない状況でも、データファイルから直接データを抽出できます。制御ファイル、REDOログ、アーカイブログがなくても動作します。

2. システム要件

  • 対応OS: Windows 7/8/10/11, Windows Server 2008以降, Linux (RHEL, CentOS, Ubuntu)
  • 対応Oracle: 8i, 9i, 10g, 11g, 12c, 18c, 19c, 21c
  • メモリ: 4GB以上推奨(大規模データベースでは8GB以上)
  • ディスク: 復旧対象データの2倍以上の空き容量

3. インストール手順

Step 1: ダウンロード

公式サイトからDBRECOVERのパッケージをダウンロードします。

Step 2: 解凍

ダウンロードしたパッケージを任意のディレクトリに解凍します。

Step 3: 環境設定(Linuxの場合)

必要に応じて環境変数を設定します。実行権限を付与してください。

4. 基本的な使用方法

データファイル(.dbf)を指定してスキャンを実行し、検出されたテーブルからデータを抽出します。

  1. DBRECOVERを起動
  2. 対象のデータファイルを選択
  3. スキャンを実行してテーブル構造を検出
  4. 復旧したいテーブルを選択
  5. 出力形式(CSV/INSERT文)を選択してエクスポート

5. 高度な復旧操作

ブロック破損やUNDO破損がある場合の対処方法、大規模テーブルの分割エクスポートなど、高度な機能についてはサポートにお問い合わせください。

6. トラブルシューティング

問題が発生した場合は、エラーメッセージとともに [email protected] までお問い合わせください。